Fender Flagshop Tokyo フェンダー世界初の旗艦店. ジャンルを問わずギタリストならGO

Fender Flagshop Tokyo。公式サイトによるとフェンダー世界初の旗艦店ということで、ジャンルを問わずギタリストとしては気になる店ではないだろうか?

そんな中、関西在住のボクに東京出張の機会が巡ってきた。しかも週末をはさんで1週間。

これも何かの縁、と、全く強引な運命をつなぎ合わせて、全くわからない東京で、旗艦店とかいう全く想像のつかない場所への旅が今始まる!

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これも観光の一種だろうか?とつぶやきながら、観光嫌いなボクも少し胸を躍らせてホテルを出る。

と、、、


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雨降ってるやんけ!!

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フロントに聞こえるか聞こえないかのF〇CKを吐き捨て駅へと向かう。

目指すは聖地原宿。何の聖地かは知らないが、とりあえず聖地と付けておけば誰も傷つかないし、コンプライアンス重視でポイントもアップしていいこと尽くしだ。スマホという現代の魔法を駆使して山手線というループを脱し無事到着。

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ではいよいよ本題に入っていこう。

てことで、以下、チェックポイント

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・気軽で新しいFender独特のショールーム兼試奏空間

中に入る前から、ガラス越しにギターが見えてテンションが上がる。

とはいえ、いわゆる楽器屋さんあるあるのギターの壁が出迎えるわけではなく、アパレルショップのような、おしゃれで店内の様子もわかるようなレイアウトですごく洗練されている。開店時間のわずか数分後の到着だったので、人が少ないかと思ったが、普通に人が入ってて、中には早速試奏している人もいる。さすが旗艦店だ。

(写真はOKだけど、お客さん、スタッフが写らないように、ということ。なので、ちょっと全体写真が少ないのでイメージが付きにくいかもしれないが、そこはかんにんやで。)

店内も同様、ギターで出来た壁のようなぎゅうぎゅうの配置ではなく、ゆったり目にレイアウトされているので、すごく店内ツアーがしやすい。これだけゆったりの空間がある楽器屋さんはそうないだろう。

この空間だけでもFender独自の演出が見えるのだが、もうひとつ面白い点がある。

それは、試奏の方法だ。

普通、試奏がしたい場合は店員に頼んで気になるギターをアンプにつないでもらい実際に音を出して試奏する。この場合、店内に自分の弾くギターの音が響き渡り、さらに試奏者が複数いると、音が混ざりあうので、とてもじゃないけど美しい音の空間にはなりえない。しかも音が周りに聞こえるので単純にちょっと恥ずかしいし遠慮してしまう。

しかし、Fenderでは、店員に声をかけるところまでは一緒だが、なんと、ギターをMustang Microというコンパクトアンプシュミレーター兼マルチエフェクターにつなぎヘッドフォンから出力。

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これにより、自分は音に集中できて周りにも音が漏れない、という一石二鳥の試奏が実現されているのだ。

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・王道なSignatureセクションと”試奏ルーム”

2Fに上がると、エリッククラプトンとジェフベックのギターがお出迎え。

そう、2Fはシグネチャーモデルを中心に構成されている。

階段を上がるとすぐに大きな分かれ道。そこから右に行くと世界中心、左に行くと日本中心のシグネチャールームがそれぞれ一部屋ずつある。個人の趣味的に左の日本シグネチャールームはあまり興味がわかないので、ツアーは軽く済ませ、写真もなし。期待されてた方には申し訳ない。その分、右部屋はゆっくりと解説させてもらう。ま、シグニチャーモデルの写真を見せるだけが中心になってしまうが。

まずは、リッチーコッツェンの2タイプ。

お約束のスティーヴィーレイヴォーン。

ジミーペイジのモデルもあった。

ジミーペイジといえば、最近発表したダブルネックモデル、と昔からあるシグネチャーモデル、つまりギブソンを連想してしまうが、店員さん曰く、むしろツェッペリンの1-3枚目はテレキャスが中心だったらしく、Stairway to heavenのソロもテレキャスで弾いていたらしい。

あとは、親分のギター。

他にもいろいろあったが、とりあえず完全な偏見だけでいくつかピックアップさせて頂いた。

そうそう。この2F。実は右と左の違いは、世界と日本、だけではない。右の部屋には、アンプ、そして、それこそ大音量で試奏出来るいわゆる試奏ルームが用意されている。

この試奏ルームは基本1人(一組)限定で、扉を閉めると外部に音は漏れない。アンプ、エフェクターも用意されていて、ギターなりアンプなりエフェクターなりをじっくり試すことが出来る。

では、3階に進もう。

階と階の間も写真が張り巡らさており飽きる暇も与えてくれない。

せっかくなのでみなれた顔ぶれを載せておこう。

・Fender カスタムを知り次のステージへ

3FはFender Flagshop Tokyoの目玉、と言っても過言ではない。

誰もがひれ伏す、カ・ス・タ・ム ルームだ。

展示の扱い方も桁違い。そしてもちろん値段も桁違い。

この階はWalk of Fameギターがお出迎え。

3Fも階段を上がってすぐに大きな分かれ道がある。右には商談ルーム。基本立ち入り禁止区域だ。ま、とりあえず”いつの日か”のための下見は外から済ませておいた。そして左が、カスタムルーム。ここで店員さんから耳よりの情報を頂いた。

実は、カスタムといっても、2種類のカスタムがあるそうだ。

それがチームビルトとマスタービルト。

どちらも職人さんが手がけるのだけれど、チームビルトは何人かの職人さんがそれぞれの工程を担って一つのギターを作っていく、つまりチームで一つのギターを完成させる。のに対して、マスタービルトは、その職人の中でも一握りのトップ、トップオブトップの職人さんが一人で工程の最初から最後までを担う、まさに本当の意味でのカスタムギターなのだ。

展示のしかたもわかりやすく、ギター一つに付き一枠。そして、裸で展示されてるのがチームビルト、ガラスケースのフレーム付がマスタービルトとさらにわかりやすく違いを明確にしている。

シグネチャーモデルがあったのも興味深い。

レイヴォーンモデルやクラプトンモデル。ジミヘンもあったし、ここでもちゃっかりジミーペイジモデル見参。2Fのシグネチャーと同じタイプもあれば違うタイプもあるね。

あと、”使いまくった感”を出す手法も90年あたりからFenderは取り入れ始めてるらしい。

なので、ただ単にいいギターを作るだけでなく、この使用感をボディーに芸術的に演出できる腕も職人には必要になってくるというわけだ。

が、個人的には、できれば、どうせ買うなら見た目もピカピカのギターが欲しいかな。

それをいかに使い込むか、が一つの楽しみになるからだ。ま、もちろん何を気に入るかは人それぞれだけどね。

金額は基本1,000,000円から。、、えっと、いち、じゅう、ひゃく、せん、、、

ゼロの数あってるよね?はい!百万円から!

見慣れないゼロの数なので確認が必要になってくる。ま、百万円以下のもあるが、確実に50万円以上はいってる。

ちなみにざっと見た中で一番高かったのが、こちら。3,500,000円越え。

さて、しっかり金銭感覚も狂ったところで、階を下りよう。

まあ、見るギター見るギター、どれも安いねぇ。

とりあえず数十万のギターをお土産に何本か買って帰ろうかね。

・Fender CAFEで一休み

今度はいっきにB1までゴーイングダウン。

B1はアコースティックセクション、そしてカフェだ。

申し訳ないが、自分の知識不足か、シンプルに事実か、Fenderにアコースティックのイメージはない。ま、それを反映するようにアコギの展示スペースも場所が有り余っているようだ。なので申し訳ないがこちらのセクションもツアーは軽くで終り。

さて、ではカフェで一休みするか。

クッキーなどのおやつ系から、サンドイッチ、デザートまで、飲み物もコーヒーからお酒まで揃ってる。ゆーてもまあまあええ値段!

だが、3Fを経験した私にはうまい棒程度の出費にしか感じない。

とりあえず、おなかも減ったのでクラフトビールとツナメルトサンドイッチにしようか。

最近、ドトールとかでもツナメルトを頼むことが増えている。密かなマイブームなのか。

ま、ツナメルトを食べるたびに、アメリカでツレが徹夜明けレストランでよくツナメルトを頼んでいたのを思い出す。いつかバンドが再始動したら次は2人でマスタービルトを買ったついでにツナメルトを注文しようかね。

そんなことも想像しながらFender Flagshop Tokyoの見学は一通り終了。

・小言 なんでこんなことするん?

いやあ、なりに堪能した。堪能したねぇ。さすが旗艦店。旗艦店はやっぱり違うわぁ。

っていうか、、、、

一体旗艦店ってなんやねん?

てことで調べてみた。

“旗艦店とは、多店舗展開している組織流通小売業において中核となるべき店舗のことで、フラッグシップショップとも呼ばれる。海軍などの艦隊において、指揮官や幕僚が乗船する船に司令旗を掲げた船を旗艦と名付けたことに由来する。”

なるほど!

ま、屁理屈を言うつもりはないがそれならFenderだけの専門店はもっと増えてほしい気はする。

この時代難しいとは思うが。店舗を展開してこその旗艦店であってほしいから。

1FはFender、2FはGibsonみたいな店ばかりだが、Fenderに特化した店があるなら、小さくても足は運んでみたいなぁ、オレは、近ければ、、、あと天気が晴れなら。

とまあ冗談はさておき、いろいろ見れたし、マスタービルトや旗艦店など、一つかしこくなれたし、来てよかったぜ、Fender Flagshop Tokyo。

なだけに、愚痴で終わることは不本意なのだが、小言、言わしてもらっていい?

この、セミアコ?ま、紹介はエレクトリック-アコースティックギターとあったが、このデザイン。なんでこんな事すんの?

なんで、ボディーの上にまたボディー書いてるの?しかもちょっと形違うし!!

これはいただけない!いただけないわあ!!!

*あくまで個人の意見です。

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